当社では、2017年2月から2022年2月まで、和食器販売のオンラインショップを自社運営していました。そのショップで使用していたECカートは、「カラーミーショップ」というサービスでした。今回は、わたしたちがなぜカラーミーショップを選んだか、その経緯やメリットをお伝えします。
カラーミーショップ導入までの経緯
わたしたちは元々Web制作会社なので、自分たちでECカートシステムを構築しようと思えばできます。実際、和食器のオンラインショップをオープンした際は、EC-CUBEというオープンソースを使って、自社で借りているサーバにシステムを構築しました。
わたしたちにとっては初めての小売事業、初めての自社ECサイト。正直なところ、これからどのように成長するかわからない。ゆえに、初期コストをなるべく下げて、自分たちでできることはやろう。そう判断しての選択でした。
しかし、店を運営するなかで、追加したい機能があれこれ出てきます。たとえば、クーポンを出したい、Instagramと連携させたい、決済方法を増やしたい……などなど。
店舗運営スタッフはどんどん機能を追加したい。でも、システム開発・運用スタッフは他にも業務があるのでなかなか時間が取れない。自前のシステムでは、ひとつの機能を追加するにも、時間も労力も掛ける必要がありました。
加えて、オンラインショップから半年遅れで実店舗をオープンすると、百貨店等での催事販売も加わり、商品在庫数が大きく増加しました。オンラインストア・実店舗・催事販売それぞれの在庫数をしっかり把握したい。店全体の在庫連携システムを構築する必要も出てきました。販売件数の増加と発注件数の増加により、会計や経理システムへの入力も煩雑になっていきます。
店舗運営スタッフも、システム開発スタッフも業務は山積み。店の成長スピード・展開速度と機能追加のペースが合わない時期が続きます。
そんなとき、大きな契機となる出来事がありました。クレジットカード決済連携APIの更新連絡を見逃し、当オンラインストアで決済ができない期間が発生したのです。
当時、当店で使用できる決済は銀行振込とクレジットカード決済のみ。ほとんどのお客さまがクレジットカード決済を選択されるにもかかわらず、その決済ができない。つまり、注文のご希望があっても商品が購入できない事態です。しかも、注文数が大きく減ってから事態に気づき、リカバリーまでに時間を要してしまいました。
機能追加はおろか、必要なメンテナンスがすらできず、ミスが起きてしまった。この段階に来て、コストを掛けてでも、欲しい機能がある安心して任せられる外部のECサービス・システムへの移行することにしました。
カラーミーショップを選んだ理由
いくつかのサービスを比較した結果、当社では「カラーミーショップ」を選びました。理由はいくつかあります。
- 欲しい機能がひととおり揃ってる
- 機能改善や追加が定期的に行われている
- 個人情報の扱い・決済への安心感(長く続くサービス、グループ内に決済会社がある)
- デザインのカスタマイズがしやすく、店のデザインをオリジナルにしやすい
- 月額費用がそこまで高くない
- 他のシステムとの連携ができる(作業効率アップ)
- 会計システム(Freee)
- 実店舗在庫連携システム(ネクストエンジン(当時))
実際使いはじめると、「もっとこうだったらいいのに」と思う場面や、急なメンテナンスが発生してショップが表示できないなんてこともありました。ただ、それはどんなサービスでもあり得ることです。逆に、使い始めてから気づくよさもありました。サービスが進化して、サポートコンテンツが増えたり、機能追加がしやすくなりました。
自分たちにとっての必要な機能があり、データの扱いやメンテナンスをある程度安心して任せられる。それにより、やるべき仕事により多くの時間を使えるようになる。それを叶えてくれたのが、わたしたちにとってはカラーミーショップでした。
小さなお店・小さな会社は、一人一人の業務が多岐に渡り多忙になりがちです。システムやサービスがやってくれることは任せましょう。
当社では、Web制作と小売店・ネットショップ運営の経験を元に、カラーミーショップを使ったECサイト構築の支援をしています。お役に立てそうなことがありましたら、お気軽にご相談ください。

当社はカラーミーショップの正規取次店です。制作会社+オンラインショップ・実店舗の運営経験を活かしたECサイト構築・コンサルティングなどを承ります。特に、小さなお店・中小企業を応援しています。